冬休みの終わりに港めぐり
妻と娘は帰省したけれど、私は風邪をこじらせ同行できず、独りきりのお正月でした。ほとんど家にこもったきりで映画を観たり仕事をしたりして過しましたが、冬休み最終日くらいは外に出ようと、自転車でブラブラ。
本能の趣くままにペダルを漕ぐと、とりあえず足を向けてしまうのはいつも決まって腰越あたりです。小動岬で自転車を降りてしばしの散歩。
今年は太宰治の生誕100周年だとかで若干盛り上ってるようですが、ここは彼の記念すべき初心中ポイントであります。太宰は死なず、お相手(18歳の人妻)は亡くなるのですが、その後の顛末を描いたのが『道化の華』。太宰の鬼畜っぷりが窺える優れた短編です。たぶん青空文庫で読めるはず。
たもとには、しらすや干物やわかめを売る掘っ立て小屋が2軒あって四季折々の風情を見せてくれるのですが、しらす禁漁の冬場は大根が干してあるのみで人はおらず。
さびしそうな三輪車とブランコ。にしても、手作りのブランコってのはいいですね。世界平和に真っ直ぐ繋る数少ない存在ではないでしょうか。
次に訪ずれたるは、小動岬のすぐお隣りの腰越漁港。
いつもは防波堤の突端まで行くのですが、工事中につき不可。スピーカーから聞こえてきたのは、波浪警報解除のお報せ。ここは鎌倉と藤沢の境なので、両方のお報せが聞けて得した気分。ちなみに藤沢の方が5分ほど早かったです。藤沢市民としては鼻高々であります。
ついでに寄ったのは、これまたすぐお隣りの片瀬漁港。こんなに近くに2つも漁港があるのは大変無駄な気がしますが、というかまったくもって無駄というほかないですが、鎌倉と藤沢は永遠のライバルなので仕方がないということで。
いつ見ても釣れてる気配はありませんが、いつ見ても楽しそうです。私は趣味のリストラをする過程で、4年ほど前に釣り道具すべてを手放してしまったのでいつもうらやましく見るほかありません。
弁天橋から津波のような轟音。暴走族の皆さんが、江ノ島から渡ってくるところでした。134号を鎌倉方面に向かって行きましたが、渋滞に捕まって延々と爆音を響かせたまま立ち往生しているようでした。
海水浴シーズンとお正月の風物詩みたいなもんですが、警察の皆さんは来ると分かりきってるのに何やってんでしょうかね。年末に、南藤沢の交差点で暴走族の皆さんに笑顔で会釈をして通り過ぎる警官を見てから不信感で一杯です。
夕焼けの片瀬浜に佇む人々。ここからこの時間に撮れば、どんな下手くそでもそれらしい絵になりますな。
ここに載せてるのはコンデジで撮った写真だけですが、クソ重たい鉄の固まりであるところの銀塩一眼でもバシャバシャやってました。考えてみれば、娘が一枚たりとも写ってないフィルムというのは初めてかもしれません。
帰りに和菓子屋さん「みどりや」によって、江ノ電ドラ焼き。ひとりで食べるのはたいへん侘しい。




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