湯河原でアンニュイなHちゃんと足湯

私の娘はすっかり足湯マニアである。昨日に続き今日も足湯に浸かりたい、ということで湯河原へ向う。1号線を走っていると辻堂あたりで、妻の友人、茅ヶ崎に住む男運のないHちゃんから電話。男運のないことに由来する理由で家にいたくない、今すぐピックアッププリーズ!ということで、急遽Hちゃんの家へ。何ともタイミングの良いことよ。

Hちゃんを乗せ、西湘バイパスから真鶴道で湯河原へ。とりあえず湯河原駅近くに車を停め、観光案内所のおばさんに見所を聞く。おばさんは情熱的に説明をしてくれるが、これがうんざりする程冗長。かぼちゃプリンとか、何で湯河原で食べなきゃなんないの。そんなに無理矢理説明しなくてもと思いつつ、名所はもういいから、この近辺でお昼を食べたいのだがと水を向けると、これまたものすごく無理矢理で、あげくにはファミレスの説明まで始めたので退散。

すぐ横のそば屋を見やると、「菅井きん絶賛!」の貼り紙が。菅井きんのことを信用せずに、誰を信用しろというのか。我々は直ちにのれんをくぐる。「そば定食」を注文。そばはともかく、鯵の干物等サイドメニューがよかったので満足。娘にはおまけで西瓜が出る。やはり、菅井きんは常に我々を裏切らない。

ひなびた温泉街

ひなびた土産物屋

やたらとデカい梅屋のサボテン

万葉公園を歩く

満腹した我々は再び車に乗り込み「万葉公園」へ向う。目的地の足湯は、この公園内にある。ひなびた、という月並な表現以上でも以下でもない人気の少ない温泉街を抜けると、そこは木々が生い茂り渓流が流れる公園。小径には漱石や独歩など文豪の歌碑が立ち並ぶ。さすが歴史ある温泉街。当然ながら、お約束の与謝野晶子の歌碑も。ほんとにこの人の歌碑は全国津々浦々どこの観光地にもあるのだな。

狸神社

独歩の湯

しばらく歩くと、足湯「独歩の湯」に到着。さまざまな効能をもつ9つの足湯からなる、スーパーゴージャスな施設。事前にググったら、「カルキ臭い」「前の人が使ったサンダルが濡れたままで気持ち悪い」「おばちゃんがエラそう」「とにかくショボい」など、評判は散々であったが、どれもまさにその通りでちょっと笑う。娘は狂喜乱舞していたが。

美しい渓流

マイナスイオンな滝

帰りは渓流脇の小径を通る。しんしんとしたほの暗い杜の中に次々と現われる美しい滝。頬にひんやり冷たい空気、向うに射す木洩れ陽、流れ落ちる水が奏でるホワイトノイズの交響曲。フィトンチットとマイナスイオンのダブル癒しシャワーを大量に浴び、男運のないことに由来する理由で激しくアンニュイだったHちゃんにもしばしの笑顔が戻る。

すっかり滝に魅せられた我々は、甘いものを食べた後、上流の不動滝へ。が、ここは暗くて陰鬱なだけであった。滝の途中の休憩所に足湯があって、娘は再び狂気乱舞&雄叫びを上げたが(どんだけ足湯好きやねん)、滝から戻ってくるともう仕舞っていた。

不動滝近く。いきなり、はちみつ屋さん

帰りの真鶴道は渋滞。すっかり遅くなってしまったので、藤沢でHちゃんも一緒に晩御飯。「きあじ」で乾杯。秋刀魚の刺身、炙った握りなど。男運のないことに由来する理由で今住んでる所を出たい、というHちゃんの引っ越し先を色々と検討する。ま、たまたまの湯河原行でHちゃんの気分も少しは晴れたようでよかった。

次回もおそらく何処かの足湯です。


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